ファミリークローゼットを上手に活用しよう
2022.12.22 配信
最近よく見られるようになってきた「ファミリークローゼット」。
広さや設置場所によって、衣類の保管だけでなく幅広い使い方がされています。
でも上手に活用するためには、いくつかポイントがあるようです。
今日はファミリークローゼットのメリット・デメリットや活用法についてお話しします。
そもそもファミリークローゼットとは?
名前のとおり、家族みんなの衣類を収納できる大きめのクローゼットです。
家族全員の衣類をまとめて収納するため、ある程度の広さが必要となります。
ファミリークローゼットには大きく2つのタイプがあります。
・ウォーク・イン・クローゼット(出入口が1ヶ所)
・ウォーク・スルー・クローゼット(出入口が2か所)
単に衣服だけを収納するだけでなく、大きな荷物の収納やワーキングスペースとして併用する方も。
生活動線や家事動線などがすっきりし、暮らしやすくなるアイテムとして需要が高くなっています。
ファミリークローゼットのメリット
- 生活動線・家事動線がスムーズになる
ファミリークローゼットをつくると、生活動線や家事動線がすっきりして暮らしやすくなったと実感される方が多いようです。
- 家族全員分の衣類をまとめておける
ファミリークローゼットは何と言っても、使用頻度の高い衣類が一ヵ所にまとめられることが魅力でしょう。
毎日の洗濯で畳んだ衣類をそれぞれの部屋に持っていく……という面倒もなくなり、家事の時短にもなります。
- 部屋が散らかりにくくなる
物の定位置が決まりやすく、一ヵ所にまとめられるため、部屋が散らかりにくくなるという声も多いようです。
ファミリークローゼットのデメリット
- クローゼットの広さが必要
一番のデメリットは、クローゼットの広さを確保しなければならないことでしょう。
間取りの限られたスペースの中である程度の広さを確保すると、LDKを狭くしたり部屋を一つ減らさなければならないことも。
デッドスペースを生かして、あえて小さめのファミリークローゼットを複数作ることで収納量を確保した例もあります。
- ファミリークローゼットだけでは収納しきれない
いくらファミリークローゼットが広いとはいえ、季節外の服なども全部収納しておくのは難しいでしょう。
実際に利用者様の声を聴いても、衣替えした衣類は各部屋のクローゼットや小屋裏収納など、別の収納場所に移動していることが多いようです。
- 具体的なイメージが必要
家を建てた後で「やっぱりファミリークローゼットをつくりたい」となると、大規模なリフォームが必要になります。
また、具体的に役割や動線をしっかり把握し、明確な意図をもって設置しないと使いにくい場所となって失敗してしまう危険性があるでしょう。
上手に活用するために
ファミリークローゼットで後悔しないためのポイントを紹介します。
- 家族の生活スタイル、動線をよく考える
ファミリークローゼットをどのように使いたいか、どこに設置したら一番使いやすいかを具体的に考えると、おのずと配置場所や広さが決まってきます。
たとえば「帰宅後すぐに手洗いし、ファミリークローゼットで着替えてリビングに行きたい」という場合は、玄関脇に洗面スペースと隣接した場所になります。
玄関脇ならば、ゴルフバックやベビーカーなど大きな荷物も収納できる方がいいため、少し広めが良いのではないでしょうか。
また「洗濯物を取り込んだら、ファミリークローゼットにそのまま収納したい」という場合は、ベランダに近い場所に配置すると動線が短くなり、便利です。
- 広さや収納のしかたも具体的に考える
ファミリークローゼットは2畳〜4畳程度が一般的ですが、人それぞれで服や荷物の量は違います。
何をどれだけ、どのように収納するのかを具体的に考えないと、必要な広さは出せません。
また、ファミリークローゼット内で着替えるかどうかでも、スペースの取り方が違ってきます。
家族が増える予定がある場合は、将来子どもの服も増えていくので、その分も余裕をもって設計しましょう。
- 換気・温度管理を考える
意外と大切なのが、湿気対策と室温管理です。
服は水分を吸収するので、24時間自動換気や窓をつけるなど換気ができるようにしましょう。
とくに水まわりに近い場所は必須です。
また、ファミリークローゼット内で着替えをする想定の場合は、夏や冬の温度管理も考慮しましょう。
弊社のお客様の中にも、クローゼット内に窓やエアコンを設置された方がいらっしゃいます。
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このごろ需要の多いファミリークローゼットですが、絶対に作った方がイイという事ではありません。
ミニマリストの方は従来のクローゼットでも十分でしょうし、思春期の女の子などは家族一緒のクローゼットを嫌がることもあります。
ファミリークローゼットのメリット・デメリットを知り、ご家族に合った形で上手に活用できるといいですね♪
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