いざという時のために「備蓄」してますか?

2026.9.3 最終更新日
防災備蓄

近年は台風や地震だけでなく、線状降水帯による大雨や竜巻などの自然災害で思わぬ被害に遭うことがあります。

また、水道管の劣化事故などのような想定外の事態で自宅周辺のライフラインが止まってしまうことも。

いざという時に慌てないためにも、普段から災害に対する備えをしておきましょう。

1.備蓄は3段階

「1次品」「2次品」「3次品」
備蓄は、3段階に分かれています。

1次品

「防災ベスト」

緊急避難時に最低限のサバイバルグッズを入れたベスト。
ポケットに飴やエネルギーバー、絆創膏や携帯トイレなどをいれておきます。
アウトドア用のポケットが多いベストで代用可。防災ベストとヘルメットを着用して避難しましょう。

2次品 

「非常用持ち出し袋」

緊急避難後、安全が確保されてから3日間生き延びるための食糧や生活必需品をいれた袋。
非常食だけでなく、トイレットペーパーや情報を得るための携帯ラジオ、寒さをしのぐ防寒グッズなども入ります。

3次品

「自宅倉庫の防災用品」

自宅に保管されている物で、緊急避難の3日後以降、避難生活が長引いた時にできるだけ快適に過ごすための備えです。
簡単な調理ができるカセットコンロや水を調達するためのポリタンクなど。

保存のために特別なものを用意する必要はなく、普段食べている食品を少し多めにストックするだけでも備蓄になります。
ローリングストックで賞味期限の管理をしましょう。

2.食糧・生活用品の備蓄って
何日分?

「最低でも3日分、大災害時は1週間分の備蓄が望ましい」

政府広報より

食べ物、飲み物、生活用品など、保存ができるものを家族の人数分用意しておくのが理想です。
そして意外と見落としがちなのが、お金。できれば小銭を準備しておきましょう。

3日分の備蓄の目安

飲料水 3日分
1人1日3リットルが目安
非常食 3日分の食料
レトルトご飯・アルファ米、
ビスケット、チョコ、乾パン等

1週間分であれば、水だけでもかなりの量です。
家族一人ひとりが持てるよう、それぞれの防災バックを用意しましょう。

生活必需品は何が必要?

トイレットペーパー、スリッパ、軍手、
紙皿などの簡易食器、ラップ、
懐中電灯・乾電池、ライター、
携帯ラジオ、携帯の充電器、
モバイルバッテリー、救急セット、
簡易トイレ、防寒シートなど

自分にとって必要なものを入れておきます。

赤ちゃんならオムツや
離乳食、粉ミルクなど。
持病がある方は常備薬

忘れずに入れましょう。

 

お金は家から出られるようになった時、不足の物を買い足すのに必要です。
ただし災害時はレジや銀行システムが止まってしまい、お店側でお釣りが用意できず、札が使えないことも報告されています。
日頃から小銭を少しずつ貯めておくと安心です。

3.非常用持ち出し袋の
中身と重さは?

二次品の「非常用持ち出し袋」

非常用持ち出し袋は、優先順位をつけて、本当に必要なものから自分で持ち出せる量で調節しましょう。

非常用持ち出し袋の重さの目安は男性15kg、女性10kg

両手が空くようにリュックに入れておくといいですね。
玄関や寝室、車の中などすぐに持ち出せる場所に準備しておきましょう。

防災リュック

4.ライフラインが止まった時は?

自宅の被害が少なくてもライフラインに被害が出て使えなくなることがあります。

総務省によると熊本地震では、
ライフラインの復旧完了まで
電気は1週間、ガスは約2週間、
水道は約3か月半
かかったとのこと。

復旧までどうする?

電気やガスが使えない場合、ガスコンロやガスボンベを備蓄しておくと温かいご飯を作ったり、お湯を沸かすことができます。

水は、飲料用以外に食事用、衛生・風呂用、トイレ用の水が必要です。

飲料用としてはウォーターサーバーが注目されています。
定期的に水が届くので消費期限が切れる心配がなく、非常時の飲み水として便利です。

水分不足はエコノミークラス症候群や体調不良の原因になりうるので、水の備蓄はしっかりしておきたいですね。

また衛生用の水は、日ごろからポリタンクに貯水したり、お風呂の水を張っておくなどしておくと非常時に利用できます。

ただし小さなお子様がいるご家庭では、
事故防止の観点から
浴槽の水溜めは避けてください。

排水管が壊れている場合には水洗トイレは使えないので、携帯トイレなどが必要です。

設備を整えておく

エコキュート

「備蓄」というと【蓄える】方に意識が向きがちですが【備える】ことも大切です。

とくに家の設備は、自宅避難の際にQOL(生活の質)を担保できますから、心身ともに少しは余裕が持てるのではないでしょうか。

太陽光発電システムは自家発電できることで、電灯や携帯電話などの充電分の電気を確保できます。

ボタンや手動で流せるトイレや、非常時でもお湯が使えるエコキュートなども有効でしょう。

レジリエンス住宅やZEH住宅のような丸ごと高性能住宅でなくても、少しずつ設備を整えておくのも良いと思います。

5.日頃から備蓄を意識しましょう

備蓄は3日~7日分の水や非常食、生活必需品が必要と言われています。

とはいえ、実際に持ち出せるのは男性でも15kg、女性では10kg程度で十分な量を確保することはできません。

薬や水、栄養バランスのとれた携帯食など優先順位をつけて持ち出し袋に詰めておきましょう。

備蓄イメージ

ローリングストックで期限管理も大切です。

また、ライフラインが止まった場合に備えられるレジリエンス住宅のような、災害時に自立した生活ができるような高性能住宅もあります。

家まるごとではなくても、太陽光発電システムやエコキュートなど少しずつ揃えるのもいいのではないでしょうか。

家族を守るために、日頃から家の防災や備蓄を意識したいですね。

 


 

 

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