飯森 一博 自己紹介はこちら

テクノストラクチャー デザインのポイント

 

 

家づくりで大切な要素、それは大きく言うと「安全性」「快適性」「デザイン性」の3つに絞られると、㈱朝日ホームでは考えています。

安全性は1つ目のポイントで述べた「強い家」。
快適性は2つ目のポイントで述べた
「ヒートショックのない家」。
そしてデザイン性は、「生活空間を豊かにする家」と
言いかえることができるでしょう。

では“生活空間を豊かにするデザイン”とは、どのようなものなのでしょうか

リビング、ダイニング、キッチン、そしてバスルームや収納室がスムーズにつながって行き止まりのない家。そんな家は動線も良く、家族がお互いにストレスを感じずに暮らすことができます。また横だけではなく、吹き抜けを使って縦にも空間をつなげれば、どこに居ても家族の気配が感じられ、子供たちの情緒を安定させてくれることでしょう。

さらに仕切りの少ない空間は、風と光を取り込みやすく、空気の淀みや暗い部分をつくりません。心身ともに健やかに過ごせる家が実現できそうです。

しかし、これまでの木造の在来工法ではどうしても外せない壁、外せない柱というものがあり、デザイン上の制約となってきました。そんな中で一筋の光明となったのが、テクノストラクチャー工法です。

木に鉄を組み合わせた斬新なオリジナル梁、「テクノビーム」。木造住宅の弱点である梁を鉄で補強することで、従来なら3.6mが限界だった開口を6mまで広げることに成功しました。視界を遮る柱が1本もない空間は、言葉では言い表せないほどの開放感にあふれています。

 

◆ ワイドバルコニー

従来の木造住宅では、大きく外に張り出したバルコニーをつくろうとすると、バルコニーの下に柱を立てなくてはなりませんでした。テクノビームでは最大1.8mまで、柱無しで張り出させることができます。バルコニーでガーデニングを楽しんだり、優雅なティータイムを過ごしたりと、使い方の幅もぐんと広がります。

  • ※3階建ての場合、バルコニーの持出しは最大1.5m程度になります。
  • ※地域条件や間取り等により一部制限される場合があります。

◆ フリーウォール

間取りの変更が容易にできるように、床を仕上げてから施工する「フリーウォール」も、テクノストラクチャーの家の大きな特徴の一つです。子供が小さい間は、大きな部屋を家族みんなの寝室として。子供部屋が必要になったら区切って個室に。独立後は一部を和室に変更するなど、ライフスタイルに合わせてフレキシブルに間取りを変更できます。

 

 

 

◆ 斜め壁

一般には正方形に近い土地に、四角い建物を建てるのが構造的に強いと言われています。しかしそれだと、変形敷地の場合、デッドスペースがたくさん出来てしまいます。そんな問題を解決するのがテクノストラクチャーの「斜め壁」です。

図のような三角形の土地の場合、これまではA図のような外観が当たり前でした。しかし、斜めテクノビームと斜め接合金具による「斜め壁」を採用することで、B図のようなプランが可能になります。直角に交わらない角の部分にもテクノビームが使われ、しかもしっかりと接合されているので、強度的にも安心です。

 

もう一つ例を挙げましょう。狭小地で敷地いっぱいに建物を建てる場合、光を上方から取り入れるために中庭をつくるという手法があります。この場合もテクノストラクチャーの斜め壁を使えば、居住空間を確保しつつ2か所に中庭を設けることができます。

通常、多角形の建物は構造的に弱い、つなぎ目から傷みやすいなどの理由で避けられることが多いのですが、テクノストラクチャーの家では、災害シミュレーションを繰り返し、どれくらいの負荷に耐えられるかをすべて把握した上で、プランをお作りしていますので、安心です。

 

◆ オーバーハング

2階、3階部分を、1階よりも張り出させるオーバーハング。1階に庭や駐車スペースを確保した上で居住空間を広げることができるので、積極的に取り入れたい手法です。ただし、構造計算という裏付けがないと、いつ床が落ちるかというリスクを抱えることに!?テクノストラクチャーのオーバーハングは、構造計算に基づいて設計されているので安心です。

 

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