高性能な家を叶える標準仕様
2025年4月から建築基準法が改正され、
住宅の性能についての基準が変わります。
省エネ基準適合住宅が義務化となり、
■断熱等性能等級(断熱等級)4以上
■一次エネルギー消費量等級4以上
の条件を満たさなければなりません。
朝日ホームでは
省エネ基準の一つ先を目指し、
標準仕様を改定しました。
index
1.朝日ホームの標準仕様
今回の省エネ適合基準のポイントは
「断熱性能」と「一次エネルギー消費量」
に関わる部分です。
断熱等性能等級6をめざす仕様
わたしたちの標準仕様は以前から
断熱等級4を基準にしていました。
しかし今回の改正を機に
「一段階上の性能を」と考え、
断熱等級6を目指す仕様を標準としました。
断熱材
(出典:旭化成建材 ネオマフォーム)
ノン・ホルムアルデヒドの「アクリア」や
高い断熱性能を誇る「ネオマフォーム」
(旭化成建材)をお選びいただけます。
内断熱で不安視される隙間も
施工実績のある職人さんの手により、
隙間なく充填されます。
また、壁内の通気をしっかり確保して
内部結露の対策もしています。
サッシ
■YKK APW330 樹脂スペーサー仕様
Low-E複層ガラス(遮熱ブルー)
アルゴンガス入り
(出典:YKKAP株式会社 APW330)
サッシは樹脂サッシを選定しています。
アルミサッシに比べて樹脂サッシは
外気温に影響されにくい特長があり、
室内温度に近い温度が保て
結露もしにくいとされています。
玄関ドア
■YKKAP ヴェナートD30 D2仕様
(出典:YKKAP株式会社 断熱玄関ドア ヴェナートD30カタログ 主要構造 から抜粋)
ヴェナートD30のD2は寒冷地や
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
向けを想定している玄関ドアです。
ドア本体に断熱材が充填されており、
採光部にはLOW-E金属膜入りのペアガラス
が使用されています。
参考までにYKKAPが公表している
「年間冷暖房削減費」の比較表(東京地域)
がこちらです。
(出典:YKKAP株式会社 高断熱玄関ドア イノベストD70 D50 カタログ 断熱性能 から抜粋・一部加工)
一次エネルギー消費量を効率的に削減
一次エネルギー消費量を削減するためには、
使用量を減らすだけでなく
省エネ効果の高い機器を効率的に
利用する点も大切です。
特に給湯器は一年中欠かさず使用するため、
一次エネルギー消費量が一番大きいのです。
そのため朝日ホームは、効率性の高い
エコジョーズ24号を標準仕様としました。
イメージ(出典:リンナイ 給湯器 エコジョーズが選ばれる理由 )
LED電球や節水タイプの水栓商品など
の利用も消費量削減のひとつです。
また省エネ適合住宅の必須条件ではないですが
ご希望があれば、太陽光発電システムなど
創出エネルギー機器の設置も可能です。
2.省エネ基準について
断熱等性能等級について
・断熱性能とは
断熱性能とは、住宅性能のひとつで
「建物からの熱の逃げやすさ(UA値)」と
「建物への日射熱の入りやすさ(ηAC値)」
の2点から導かれる指標です。
断熱の方法としては、
外壁と内壁の間に断熱材を充填する内断熱、
構造体全体を断熱材で覆う外断熱、
両方行う内外断熱があります。
・断熱等性能等級とは
断熱等性能等級とは、
国土交通省が設定した基準で
住宅の断熱性能を評価するための指標です。
等級1~等級8まであり、
UA値(外皮平均熱貫流率)と
ηAC値(イータエーシー値:
UA値と同じ住宅の外皮性能を構成する指標)
という2つの数値で等級が決定されます。
以前は断熱等級4が最高等級でしたが、
2022年から断熱等級5.6.7が新設されました。
(参考:国土交通省「断熱性能/ラベル項目の解説」)
・断熱等性能等級の最低室温の目安
断熱等級、と言われても実際にどれくらい
温かくなるのかピンときませんよね。
HEAT20では、
おおよその最低室温の目安を公表しています。
(参考: HEAT20「住宅シナリオと外皮性能水準」)
それによると、2025年4月から最低基準
とされる「断熱等級4」でも
「おおむね8℃を下回らない」となっています。
8℃がどのくらいの寒さかというと、
乾燥した空気(湿度40%以下)で
吐く息が白くなるくらい(寒いですよね…)
ちなみにイギリスやドイツでは
最低基準を18℃以上としています。
一次エネルギー消費量について
一次エネルギーとは?
一次エネルギーとは、石油や天然ガス、
水力や火力、太陽光など自然から直接得られた
加工されていないエネルギーを指し、
これを直接利用するか
電気・ガスなどに変換して利用します。
一次エネルギー消費量等級とは?
一次エネルギー消費量等級とは、
BEI(Building Energy Index)
の数値で分類され、
数値が小さいほどエネルギー効率が高く、
より高い等級になります。
BEIは、
一次エネルギー消費量(設計)
一次エネルギー消費量(基準)
によって算出されます。
さらにそこから太陽光発電などの
創出エネルギー量(自家消費分のみ)を
引いてBEIを出すのが基本ですが、
等級を調査する場合は
創エネ量を見込まずに判断します。
(参考:国土交通省 住宅性能表示制度の省エネ上位等級の創設)
※1:設計一次エネルギー消費量・・・設計段階の住宅の実際の仕様(設備・断熱性能など)に基き予想されるエネルギー消費量
※2:基準一次エネルギー消費量・・・建築基準法で定められた「標準的な性能」を持つ住宅のエネルギー消費量
3.これからの高性能化にも対応できるように
私たちはこれまでも基準の一つ上のレベルを
標準として仕様を組んできましたが、
今後はさらなる高性能化が進んでいきます。
事実、2030年には断熱等級5が義務化
される予定です。
そこで朝日ホームは断熱等級6を目指し、
標準仕様を選定しています。
そうすることで、末永い快適な暮らしを
ご提供できると思うからです。
だからと言って
「高性能」「断熱等級6」だけに
固執するのではありません。
性能が上がれば当然、建築費用は高くなります
お客様のこだわりとのバランスを取りつつ
断熱等級4~7まで対応できますので
お気軽にご相談下さい。
私たちはご予算とご希望をお伺いしながら、
適切な性能とお客様のこだわり
を実現してまいります。
参考資料:
旭化成建材 ネオマフォーム
YKKAP株式会社 APW330
YKKAP株式会社 断熱玄関ドア ヴェナートD30カタログ 主要構造
YKKAP株式会社 高断熱玄関ドア イノベストD70 D50 カタログ 断熱性能
YKKAP株式会社 低断熱のリスクと高断熱のメリット
国土交通省 住宅性能表示制度の省エネ上位等級の創設
しろくま省エネセンター株式会社 一次エネルギー消費量等級6を取得する2つの方法
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